「ベタつくのに乾燥する」
「毛穴が気になるのに、つっぱる感じもある」
春から初夏にかけては、紫外線や寒暖差・湿度変化が重なり、肌のバランスが崩れやすい季節です。「脂性肌だと思っていたけれど、実はインナードライだった」というケースも、この時期には多く見られます。
正しいケアを選ぶために、まずは肌タイプの基本を整理しておきましょう。
あなたの肌タイプは?まずセルフチェックを
肌タイプは「普通肌」「乾燥肌」「脂性肌」「混合肌」の4つに分けられるのが一般的です。
ただし、肌状態は生まれつきの特性だけで決まるものではなく、季節・生活習慣・スキンケアの内容によっても変化します。
チャートで、今の自分の肌状態を確認してみましょう。
4つの肌タイプの特徴
肌タイプは、「水分量」と「皮脂量」のバランスによって分けられます。自分がどのタイプに近いかを知ることが、スキンケア選びの基準になります。
普通肌:水分と皮脂のバランスが安定した状態
水分量と皮脂量のバランスが比較的整っており、大きな肌トラブルが起きにくいタイプです。季節変化の影響を受けにくい傾向がありますが、加齢やライフスタイルの変化によって乾燥寄りにシフトすることもあります。
乾燥肌:水分・皮脂ともに不足しやすい状態
水分量・皮脂量がともに少なく、カサつき・つっぱり感が出やすいタイプです。バリア機能が低下しやすいため、紫外線やエアコンなどの外部環境の影響を受けやすい傾向があります。
脂性肌:皮脂分泌が多く、テカリが出やすい状態
皮脂の分泌量が多く、テカリやベタつきが気になりやすいタイプです。ただし「皮脂が多い=肌内部もうるおっている」とは限りません。表面のベタつきにもかかわらず、内側は乾燥しているインナードライの状態にある場合も多く見られます。
混合肌:部位によって乾燥とベタつきが混在する状態
額・鼻などのTゾーンはベタつきやすい一方、頬や口まわりは乾燥しやすいなど、顔の部位によって皮脂量が異なるタイプです。部位ごとのケアが必要になる場合もあります。
春・初夏に増えやすい「インナードライ」とは
インナードライとは、肌の表面はベタついているにもかかわらず、内側の水分が不足している状態のことです。
肌が乾燥すると、それを補おうとして皮脂が過剰に分泌されます。
その結果、
・テカリや毛穴の目立ち
・化粧崩れのしやすさ
・洗顔後のつっぱり感
といった症状として現れやすくなります。表面のベタつきだけで「脂性肌」と判断してしまうと、ケアの方向が逆になることもあるため注意が必要です。
ベタつくのに乾燥する、その主な原因
紫外線による肌バリアへのダメージ
春から初夏にかけて、特に5月ごろから紫外線量は夏に近いレベルとも言われています。紫外線はバリア機能を低下させ、肌内部の水分が蒸発しやすい状態をつくります。「曇りだから大丈夫」と思っていても、紫外線の影響は肌の水分保持力に影響を与えることがあります。
寒暖差とエアコン
朝晩の気温差が大きいこの時期は、皮脂分泌が不安定になりやすく、肌の水分バランスが乱れやすい傾向があります。室内外の温湿度の差も重なり、気づかないうちに肌内部の乾燥が進んでいることがあります。
過剰な"さっぱりケア"
ベタつきが気になるあまり、洗顔を必要以上に行ったり、さっぱり系アイテムだけでケアを続けたりすると、肌に必要な皮脂まで取り除いてしまうことがあります。皮脂は外部刺激から肌を守る役割も担っており、落としすぎはかえって乾燥を招く原因になります。
インナードライ傾向の肌に必要なケア
ベタつきや毛穴の目立ちが気になる時期こそ、「皮脂を落とす」だけでなく「水分を補い、逃がさない」視点が重要です。
落としすぎない洗顔を意識する洗顔は1日2回を目安に、摩擦を最小限に抑えた方法で。過剰な洗浄はバリア機能の低下につながります。
軽いテクスチャーでも保湿ステップは省かない気温が上がり始めると保湿を省略しがちですが、ジェルやローションなど軽いテクスチャーのアイテムを使いながらでも、保湿のステップを維持することが大切です。
UVケアで水分の蒸発を防ぐ日焼け止めの使用は、紫外線ダメージへの対処であると同時に、肌の水分を守ることにもつながります。春や初夏のタイミングから本格的なUVケアを習慣にしておくことが、インナードライの予防にも有効です。
季節の変わり目こそ、お肌の対策を
「ベタつく=脂性肌」とは限りません。
春から初夏にかけては、紫外線・寒暖差・エアコンなどの影響が重なり
インナードライが起きやすい季節です。
肌タイプを正しく理解することで
スキンケアの方向性は変わります。
今の肌状態を知るヒントとして、
4つの肌タイプの違いを改めて意識してみてください。
特に「保湿」は、どの肌タイプとってもとても大切なスキンケアステップ。
まずは、こまめに保湿をすることから始めてみてはいかがでしょうか。